外国人介護スタッフの定着支援は、入職初日の安心づくりから始まります。まず、仕事を教える担当者と相談先を共有しましょう。ここでは、最初の30日間を振り返るための進め方を提案します。期間は目安で、法令上の一律の基準ではありません。
1. 初日は相談できる人を明確にする
最初に、指導担当者と、担当者が不在のときの連絡先を伝えます。次に、休憩場所、勤務の流れ、緊急時の連絡方法を案内します。また、分からないことを聞いてよいと、具体的に伝えましょう。
例えば、「困ったら言ってください」だけで終えません。「記録の書き方で迷ったら、勤務中は担当者に確認してください」と伝えます。場面と相手を示すと、行動に移しやすくなります。
2. 最初の1週間は手順を一つずつ確認する
業務の説明は、短い文と具体的な言葉を使います。また、写真や実物を見せる方法も考えられます。ただし、利用者の情報が写る資料などは、施設の個人情報のルールに沿って扱ってください。
- 一度に説明する仕事を絞る
- 説明した後に、本人の言葉で手順を確認する
- できたことと、次に練習することを分ける
- 担当者間で教え方や用語をそろえる
そのうえで、本人が理解したつもりになっていないかを確かめます。間違いを責める前に、説明が伝わっていたかを振り返りましょう。日本語だけでなく、施設ごとの仕事の違いにも配慮します。
3. 定着支援は仕事と生活の両面から
次に、業務以外に困っていることがないかを聞きます。例えば、通勤、生活上の手続き、相談相手の有無などです。国籍から希望を決めつけず、本人が話せる範囲で伺いましょう。
なお、施設と支援側が対応する範囲は契約によって異なります。相談を受けた人だけで抱えず、決めておいた窓口へつなぎます。本人の同意や情報の共有範囲にも配慮します。
4. 30日目に定着支援を振り返る
- 一人でできる仕事と、引き続き指導が必要な仕事
- 指示や記録で分かりにくかった言葉
- 相談先が機能しているか
- 勤務や生活で困っていること
- 次の1か月で取り組む学習目標
最後に、本人と指導担当者の双方から話を聞きます。できたことを確認し、次の目標を少数に絞りましょう。また、一度話して終わらせず、次の面談日も決めておきます。
受け入れ・定着の課題をご相談ください
グローバルケアコスモスは、名古屋を拠点に介護施設の状況を伺います。採用前の準備は採用・受け入れ支援、疑問点はよくある質問をご覧ください。個別の課題は相談フォームからお知らせください。
制度によって支援の内容は異なります。公的情報は厚生労働省「外国人介護人材の受入れについて」をご確認ください。
